DTM / Recording

中の人がすすめるDTMの始め方

DTMとは一体・・・

 

音楽をやっている方はもちろんご存知だと思いますが、これから音楽を始める
方には、なんだそりゃ?でしょうか?

DTMとは [Desktop Music] の略でいわゆる”宅録”といわれるものです。

 

文字通り、机の上で行う音楽のことで、一般的にはPCのソフトウェアを使用して音楽製作をします。

PCソフトはDAWソフトのことで[Digital Audio Workstation]の略です。
初心者の方はDTMとDAWがごっちゃになってしまう方がいますが、

”DTM”は一番大きい音楽手法の枠で”DAW”はソフトの総称です。
慣れれば全然ややこしくはありません。

基本的には今の楽曲製作はほぼ全てと言っていいほどDAWソフトで作られています。

 

 


その理由とメリットも含めてご紹介していきます。

 

1. なぜDTMで曲を作るの?

 

基本的に現代のプロの音楽制作はほぼ全てPCソフトベースで行われています。

もちろん音楽は自由で幅広いので、意図してアナログで行ったり、一部の音楽ジャンルでは使わないこともあります。

しかし、商業音楽ではほぼDAWソフトを使用して音楽制作がされています。

どんなメリットがあるのか代表的なものを上げていきます。

1.どこでもできる

2.なんでもできる

3.スタジオで行うよりも比ではないほどに低予算。

上記3つが超代表的なメリットです。

詳しく説明しますと。

 

1.どこでもできる

音楽ジャンルや楽器にもよりますが、仮に自分がギタリストだとして、曲を作りたいと思った時、昔はバンドメンバーを呼び、スタジオを借りる。


そうなれば勿論時間制限もあれば、機材の使い方もその都度覚えなければいけない。本気でやるのであればレコーディングエンジニアも用意しなければいけません。

しかし、PCでDAWソフトを使用した音楽制作であれば全て一人で、
しかも自宅でできてしまいます。

勿論、楽曲をリリースするような場合はバンド系の場合、最終的にはスタジオとエンジニアを用意して録音をする必要がありますが、それまでの過程は圧倒的に低予算で時間も短縮が可能です。

 

2.なんでもできる

全て一人で自宅でできるってどういうこと?と思った方もいらっしゃるかと思いますが。

DAWは使い方さえ覚えてしまえば音楽製作上、できないことはかなり少なくなってきています。
(勿論自分が必要なシステムを準備した上で、ですが)

 

 

ドラムが演奏できなくても、ドラムパートを打ち込みやプリセットを使用して
用意することもできますし、高級ギターアンプを持っていなくてもソフトのシミュレーターを使用して楽曲を作ることも可能です。実際にシミュレーターを使用して作られた楽曲も無数にあります。

 

 

バンド系だと最終的に生録音が必要になりますが、
エレクトロ/ダンスミュージックなどは完全にソフトの楽器のみを使用して作られることも珍しくありません。

その為、以前までではミュージシャンとして売れるまでに莫大な時間とお金がかかって言いましたが、今では自宅で作った音楽だけで売れていくクリエイターもいます。

また、やり直しや加工も自由ですので、失敗の修正や一部だけの取り直し、音の加工などは素人でも簡単に行えます。

勿論その完成度は自分の力量にもよりますが・・・

 

3.スタジオで行うよりも比ではないほどに低予算。

仮にバンドでアルバムを製作するとしましょう。

 

以前までであれば、納得がいくまでスタジオを借りて、バンドにいないパートのミュージシャンを雇って、エンジニアを用意して、必要な機材を借りる。

 

といったことに尋常ではないお金と時間が発生します。

アマチュアでも数十万、プロであれば数百〜数千万、数億なんてこともあります。

しかし、DTMで制作をした場合。

安くて数万。高級システムとソフトを用意したとしても、100万を超えることは少ないです。

 


(勿論ピンキリなので、スタジオクラスのシステムを用意するのであれば、数百万、数千はかかってきます。)

 

 

そしてこのシステムは自分所有でずっと使用することができます。
アルバムを作る度に金額が発生することはありません。

バンドであれば、最終的にスタジオでの生録音はしたいとしても、圧倒的に予算を抑えることが可能ですし、それは求めるクオリティオーによって調整することができます。

 

2. 初心者がDTMを始めるのに必要なもの

 

 

作りたい音楽ジャンルによっても異なりますが代表的なものはこちら

1・PC


これがないと始まりません。使用するDAWソフトやシステムによって
必要なスペックがありますので、注意しましょう。

DAWソフトでの音楽制作はPCにかなりの負荷がかかります
できる限り高いスペックのものを用意した方がストレス無く制作できます。

また、USBやthunderbolt端子など、接続したい機材のコネクションも重要です。

 

2 DAWソフト


色々な特徴を持ったDAWソフトがあります。日本では[steinberg / cubase]
[presonus / studio one]などがクリエイターの間では人気。

また、使用環境や音楽ジャンルによって人気のソフトが変わります。

プロスタジオでは[AVID / ProTools]

エレクトロ/ダンスミュージック系では[Ableton / LIVE] や[IMAGE-LINE / FL studio]などが人気。

そして海外での人気順位は日本とは全く違ったものとなります。

使いこなすまではそれなりの時間がかかるのと、バンドで使うのであればメンバー間でソフトは合わせた方がいいでしょう。

また、一度慣れたソフトをあとで変えることはかなり大変ですので、最初のDAWソフトがかなり重要です。

 

3 オーディオインターフェース

PCで音楽制作をする際に必要なのが「オーディオインターフェース」です。


PCとの音声のやりとりをする機材で、かなり重要な機器なのでよく選ぶ必要があります。

この記事で書いてしまうと、長くなりすぎますので、今回は細かな説明は省かせていただきます。
また後日フォーカスを当てた記事をかければいいと思います。 

中の人すすめる初心者向けオーディオインターフェース

4 モニター機器

ヘッドフォンやスピーカー等の再生機器です。
音楽制作用の「モニターヘッドフォン」と「モニタースピーカー」があります。

これも音楽製作をする上では欠かせないもので、
ピンキリですが、あまり安いもので製作をするといい結果にはなりません。

基本的にはオーディオ用のものと違い、フラットな特性であることがセオリーです。

楽曲をかっこよく色付けたりはしません、正確なモニターで楽曲を見極めることができるのが

音楽製作用のモニターシステムです。

 

5 打ち込み機器

自分がやりたい音楽に適した打ち込み機器を見つけましょう。

鍵盤やパッドが代表的ですがその中でも本当に色々な機材が発売されています。

この機材選びで音楽製作が楽しくなったり、音楽の幅が増えたりします。

DAWでの音楽製作をする上での基本的な機材はこんな感じ。

ここから初めてやっていくうちに欲しいソフト音源やソフトシンセ、グレードの高いインターフェースや

モニタースピーカーなどが欲しくなります。

そうしてズルズルとはまっていくのです・・・

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